睡眠・寝つきの悪さは腸内細菌の影響かも?腸が心身に与える影響

睡眠・寝つきの悪さは腸内細菌の影響かも?腸が心身に与える影響

腸内環境 睡眠

睡眠は体と脳を休ませて、日中に起こった記憶の整理・定着をさせるために必要不可欠なものです。
もし睡眠ができなければ、ストレスが蓄積されていき様々な問題が生じてしまいます。

夜に布団に入ってもなかなか眠れないというとき、原因としてはストレスや時差、周囲の環境などが考えられるのですが、見落とされがちなのが腸内細菌の影響です。

睡眠の重要性

腸と睡眠は、まるで関わりのないものに思えますが、実は非常に密接な関係があります。
その理由を明らかにするため、腸とその中に生息している腸内細菌について見ていきましょう。

腸と睡眠は、まるで関わりのないものに思えますが、実は非常に密接な関係があります。
 
 

腸は第二の脳と言われている

腸は第二の脳と言われる所以、それは脳からの命令を受けることなく消化をする事ができるからです。

他の臓器とは違って神経も独立しており、脳と同じく神経細胞のニューロンがあります。
その数はおよそ1億、2種類とさすがに脳よりも少ないですが、それでも第二の脳と言われるだけの数と種類ではあります。
腸が独立した臓器であることで、腸内細菌の変化が心身に大きな影響を与えることになるのです。

腸は第二の脳と言われている
 
 

腸内環境とのセロトニンの関係

例えば腸内環境とのセロトニンの関係は特に重要です。
セロトニンは脳において心と感情のバランスを保つ神経伝達物質です。

社会的な問題になっているうつや認知症にはセロトニンの不足が深く関わっている事がわかっています。
セロトニンを増やせば、ストレスの解消が出来て免疫力の向上なども期待できます。

そんなセロトニンは95%が脳ではなく腸でつくられていて、腸内細菌の中でも善玉菌を増やすことがセロトニンの増加に大いに役立ちます。

腸内環境とのセロトニンの関係
 
 

性格や思考も腸内が影響

性格や思考も腸内が影響する、というのはにわかに信じがたいかもしれませんが、腸内細菌で特定の細菌が不安や苦悩といった感情をもたらす事がわかっています。

また、善玉菌がストレスを減らすセロトニンを増加させるわけですが、それは仕事や家庭などで感じるストレスに強くなるということで、その人の行動・考え方に大きく影響を与えます。

もし、何をしても暗い気持ちになる、前向きになることが出来ないというのであれば、腸内環境を整えることで性格や思考を切り替えるきっかけになりえるのです。

性格や思考も腸内が影響
 
 

メラトニン・セロトニン

眠りも腸が影響メラトニンということですが良い睡眠を摂るためには、眠気をもたらすホルモンであるメラトニンの存在は欠かせません。

メラトニンは明るいうちは分泌が止まり、暗くなると増えるホルモンです。

メラトニンが増えると、体の奥の体温つまり深部体温が低くなって眠りの準備が始まります。

このメラトニンはセロトニンが変化したものです。

必須アミノ酸

詳しく見ていくと、食べ物から摂取したトリプトファンという必須アミノ酸が、日中に太陽光を浴びることでセロトニンへと変化します。

それがメラトニンへと変化し、朝になって日が出てくるとメラトニンの分泌が止まり目覚めるという仕組みです。

ということは、眠れるようになりたいというとき、メラトニンを増やすためにはまずセロトニンを増やす努力が必要になります。そしてセロトニンを増やすためには、腸内環境を整えることが肝心なのです。

メラトニン・セロトニン
 
 

睡眠不足をもたらす物質腸内環境とオキシトシン

腸内改善でしあわせホルモンを増やす働きがあり、それも睡眠に深く関係しています。
しあわせホルモンとは、セロトニンもそう呼ばれますが、もうひとつオキシトシンという神経伝達物質について取り上げてみましょう。

オキシトシンはストレスを消して幸福感をもたらしてくれるホルモンで、好きな人や物に触れることで多く分泌されます。そして腸内環境が整うことでオキシトシンの分泌量が増えます。

オキシトシンはコルチゾールという睡眠不足をもたらす物質を消してくれるので、増えればそれだけ眠りやすくなります。

眠不足をもたらす物質を消すオキシトシン
 
 

睡眠不足だと腸内環境が乱れ、太りやすくなる

最後に健康な腸で適正体重維持ですが、睡眠不足になると、人は太りやすくなります。
これはなぜかというと食欲を抑えるホルモンであるレプチンは睡眠によって分泌され、逆に食欲を増やすホルモンのグレリンは睡眠不足で増えていきます。

ということで、眠れないというときには、食欲を抑えることが出来ずによく物を食べるので太りやすくなるのです。
腸内環境を整えることが、良い眠りをもたらしてくれるということになります。

良い眠りは食欲を抑えるレプチンの増加を促してくれるので、暴飲暴食になることは防げます。
そうして睡眠不足で増えてしまった体重は、適正体重になっていくのです。

睡眠不足だと太りやすくなる
 
 

腸内環境と睡眠とストレス

眠りに深く関係している腸は、第二の脳と呼ばれるほどに独立した臓器であり、セロトニンやメラトニン、オキシトシンなど体の健康を維持するのに役立つホルモンを増やしてくれます。

腸内細菌を整えてそれらのホルモンを増やすことで、ストレスの量は減り、睡眠だけでなく病気や性格、思考等も良い方向へと改善していきます。

睡眠不足で食欲を抑えきれず太ってしまったときも、腸内環境を改善することで本の適正体重へと戻ることが出来るのです。
眠りというと脳の問題と思われるかもしれませんが、腸を見直すことが大事なのです。



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